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脱原発のデモに行かなきゃなあと思いながらなかなか行けないでいる。簡単に言えば忙しい。やらなきゃいけないことが沢山あるのだが、デモに行くのも僕にとって今やらなきゃいけない事の一つなんじゃないかと思ったりしている。
二木信さんの「しくじるなよ、ルーディ」を読んでる。帯を見て、ヒップホップに関する本なんだろうと思って読み始めたのだが内容はそれだけに留まらず、というか全然留まってなくて、音楽が鳴るいろんな場所を発端にして二木さんが考えた、この社会やそこに生きるいろんな人たちについて、そしてそれらに向けて書かれた文章がならんでいる。とても興味深く読んでいる。印象的な言葉が沢山出てくるのでペンでチェックしてる。するとああだこうだいろいろ考えが巡るわけで、デモいかなきゃなあっていうのも、出てきた。
行くとちょっと変わるのは知ってる。どういう場所に生きているのか、実際の感覚としてよみがえる。ちょっと変な例えだけど、親にはいつも感謝してるけど、やっぱたまに実家に帰らないと本当の実感としては忘れると思う。帰ると、ああ、ってなる。あれと一緒でデモに行くと、ああ、ってなる。
もしかするとああを感じたくなるきっかけをつくるのが読み物や音楽だったりしてと思う。なんか曲を聴いて海に行きたくなったとしたら、それは海のああをちょっと思い出してる途中なのではないかという気がする。

写真


 
 


 
 


 
 


 
 


 
 


 
 


 
 


 
 


 
 


 
 


 
 


 
 


 
 


 
 





ツアーの写真あげた。





さてと


背中が痛いので整体に行って看てもらったら肩甲骨裏の筋肉が肉離れしているようだと診断された。どうりで息苦しいほどに痛かった。痛みはとれてないけれど原因が分かると不安じゃなくてすむ。湿布を一日五回くらい貼り換えるように言われた。一人じゃ貼れないので治るまで色んな人に貼ってもらう事になる。恥ずかしい、と最初思ったけれど案外楽しみかもしれないと今は思っている。





日曜日にキツネの嫁入りとoono yuukiバンドをシェルターで見た。
どっちもらしさが出ててよかった。
もえちゃんのいない、代打でふもけんが入ったoonoバンドは男七人編成、ぱない部室感。くっさい感じ。別に解散するわけじゃないがライブを見てる間僕の頭の中にはなぜか「男たちの別れ」という言葉が居続けた。oonoくんは自分が曲作って自分がリーダーやってるのに曲によってっていうか僕の印象だとほとんどの曲でリードを弾かずにバッキングをがむしゃらに弾きまくってる。コードを弾く気持ちよさが俺にもガッといつもくる。undertones「Teenage Kiks」のカバー俺もやりたい。

何年たっても

二年経ちました。
昨日は昼間に吉祥寺に出たところ気持ちよく晴れていたのが急に暗くなり、空が黄色に覆われた。恐かった。なんだかあの日以来異変に対して敏感になったように思う。「いつもと違う」ということを察知した時にその原因やそれが及ぼす次に起こる事まで焦らず想像するように頭がセットされてる。冗談でもなんでもなく、空が暗くなり街が煙に覆われ始めたときに僕が最初に想像したのは「なんか爆発したか?」だった。なにかはわからないけど。原発?石油工場?それとも戦争でもはじまったか?いやいやさすがにそれはないだろう。とはいえこの煙、やばい煙だったらやばいなあと。ま、結果は「煙霧」という現象で要はただの砂埃だったのだけど、やっぱり決定的にあの日以来僕らは変わったなと改めて思った。
二年前、2011年3月11日、僕らがファースト・シングル『渚』を発売した二日後に震災は起こった。原発事故は起こった。正直、勘弁してくれよと思った。「無邪気な青年二人が波にのまれる」PVはすぐ公開中止にした。せざるを得なかった。悔しかったけど。罪がなくても、出すべきじゃないと判断した。残酷だなあと思った。数日後、ジャケをやってくれたオダジ(小田島等氏)からメールが来た。「若者ががんばって世界を切り開いていこうとしている時にこういうことが起こるなんて悔しいよね」、こんな感じの内容。おんなじ気持ちだった。僕はずっとオダジに憧れてたから、自分たちのCDのジャケットをオダジがやってくれるなんて夢のようなことだった。んで、オダジも「魂まつりだ!」とか言って、すごい気持ち込めて絵を描いてくれた。たくさん準備をして、出したのだ。だから余計に、悔しかった。でも、実際にはもっと長く丁寧に書かれてたオダジのメールを見た時に、なんだか落ち着いたとこもあった。腑に落ちたと言うか。『渚』という曲は運命通りに世に出たのかなあと思えた。よくも、わるくも。
原発事故。現実が想像を超えて「やばい」ことになったのは、この時が初めてだ。そしてそれが今後ずっとつきまとうという。日常がすっかり塗り替えられてしまった。ははは。まさか日本がこんな風になるとは。すごく参ったよね。どうしたもんか、僕はとりあえず街に出た。阿佐ヶ谷へ。理由は簡単、一人は不安だった!「ゆうやけ市」という商店街のイベントで友達が歌うらしい。ツイッターで知った。みんな行くらしい。よし、おーれも。
阿佐ヶ谷駅に降りると友人がちょうど近くだと連絡くれたので待ち合わせてインド料理屋でとりあえず一杯やった。インド人と思われる店員さんに「帰ってこいって言われない?」と聞いたら「そうはいっても帰ってもやることないし」みたいな返答。まあ、だよね。俺とあまり変わらないかもしれないとか思った。「こういう時はどうしてたらいいかわからないね。犠牲者もものすごいし、原発もヤバいし、どうしてるのが正しいんだろうね。」友人にこんなことを聞いてみた。すると友人、「もともといつでも飲んでるような人間なんだから、とりあえずいつものようにこうやって飲んでてもいいんだよ。」と。なるほど。いい言葉聞けたなあと思った。
会場につくと仲間がみんないた。みんな一人が嫌だから来たって。ははは。菅原も来てたので二人で『渚』と『忘れていたのさ』を歌わせてもらった。みんな楽しそうに歌ってた。あの景色ほんとに忘れられないのだ。たしかyou tubeにあげられてるはずなんだけど、どこだろ。探しておきます。
この出来事で僕はとにかく歌えばなんかにはなる、よくわかんないけどなにもしないよりはましと決めつけれるほどに強くなれた。時同じくして、王舟と昆虫キッズ高橋も同じテンションになっていた。3人で集まって、高円寺南口ロータリーで路上ライブした。意味はない。全然意味はない。
東京のライブハウスは大変な事になってた。「節電」のスローガンのもと、あとはやぱっり「自粛」ムード、それと余震の危険性、この3つでどのハコもイベントが軒並み中止、ヒドいとハコ自体が営業中止になっていた。僕たちバンドマンは初めて「音楽がやれなくなるかもしれない」という考えを抱いた。誰にも罪はない。やっぱり、残酷だ。
それでもなんとか「やる」を選ぶ人たちを、「やらせたい」人たちと「見たい」人たちが応援した。すごくシンプルな関係性があの時のライブハウスにはあった。初めての空気だった。僕たちシャムキャッツは、活動休止ライブをする予定を急遽仲間を集めてのアンプラグドイベントに内容を切り替えたFar Franceに誘われ下北沢Shelterで演奏した。アンプラグドなので、ドラムだけでかすぎた。「ドラムしか聞こえねえ!!」「藤村音でけえ!!」怒号が飛んだ。最高だった。

実は先日のUNITワンマンで『渚』演奏後、今書いたことがバアアアっと頭をよぎってた。んで、俺、「春ですねえ」と意味わからないMCをしてしまった。んで、無理矢理違う話しちゃった。なんか、ちょっと、話すには長かったし。思い出さないにこした事ないような気がしたから。でもまあ、今日はみんな思い出すだろうなあと思ったので書いてみた。書きたくなるきっかけが昨日あったからだけど。きっかけは思いがけず来るね。しかし書いてみて、やっぱりMCで話す内容じゃねえわ(笑)と思えてよかった〜。
さて僕らは6月までライブをけっこうやる感じでスケジュール組みました。なんでそうなったのかはわからない。本当はこもって曲作りたいんだけど、でも、やっぱ、やんなきゃなあライブをって思ってるんだと思いますメンバーみんなが。あとね、大事な繋がりのある誘いが多くて。やったるぜっていう感じ。
暇な時に会いに来てくれると嬉しいっす。きっといつでもいい演奏できると思うので。たぶん。すんげーたぶん。



























菅原と歌った動画発見!










ついでに渚もどうぞ

柿崎 ツアー

柿崎:名京阪はどうだった?
夏目:なんかバンドの調子あがってるぽくて、ほんとに、どこもいい演奏できたし、お客さんもすごく楽しんでくれてて最高だったよ!こんなにいいライブ続くのは初めてだからちょっと嬉しいとまどいの中にいる感じ今。
柿崎:名古屋はワンマンだよね?東京でもまだ二度しかやってないわけだけど、どうだった?
夏目:いやーハポンがね、すごくよくて、三連戦の初日からライブ後飲みすぎた。ワンマンのほうが自由度があがるから、自分たちらしくやれるなあと思うの。普段からやりたい曲おおいし、試したい曲順とかけっこうあるんだけど40分とかの演奏時間だとなかなかやれないわけ。ワンマンだと一時間半くらいやっても誰にも怒られないっていいよね。今日はこういうライブがやりたいんすよってのを一時間半かけてやるわけ。あとから思うと映画みたいなね、なんか、ここのこれがよかったなあとか言いたくなるヤツがやりたいなあと思ってたんだけど、わりとそうなったかも。
柿崎:いいね。ぼくもそういうのがみたいなあといつも思うよ。京都は?
夏目:磔磔だったのよ。磔磔よ。おーこれが磔磔かあっていうかんじ、リハしてるときとか。嬉しいなあっていう感じがばーっと出たかもライブは。あと京都はTurntable filmsとのツーマンだったんだけど、タンテすごいよかったし、ウェルカムな感じ作ってくれたから感謝してる。
柿崎:ツーマンというのも東京でもあまりしてないと思うんだけどやっぱり3、4バンド出る企画とは違うの?
夏目:うん、違う。いろんな意味で。
柿崎:少しくわしく教えてくれる?
夏目:ツーマンは相乗効果が見えやすいよね。3、4バンドだと相乗効果っていうところでは少し弱いかなあと思うけど。ワンマンほどじゃないけど時間的にながくやれるのもあるし。ぼく個人的にはツーマンてすごい好きです。
柿崎:たしかにそうかもね。ツーマンはいろいろなとこでいろいろなバンドとやってほしいなあ。
夏目:そうしたいっす!
柿崎:さて大阪はどんな感じだった?
夏目:大阪って実はあまり行く機会を作れてなくて、それもあってか、名古屋や京都とは雰囲気が少し違ってたんだけど楽しかったし、もっと行きたいなあと思った。ファンダンゴ相性いいんじゃないかなあと。
柿崎:曲順てツアーでも毎日変えるの?
夏目:うん。変えるよ。どんどんかえる。
柿崎:なんで?
夏目:なんとなく。飽きるし。
柿崎:あえて変えないって人たちもいるよね?
夏目:いつかそういう実験もしてみたいけどね。でも今回とかは、ていうか僕らがいまやりたいなあって思うハコって、ハコの個性強いしそれを楽しもうと思ったら自然と日によって違うセットリストになると思う。ハポン磔磔ファンダンゴ、全部すごくすてきな個性があってそこの音がする気がした!
柿崎:ということはUNITでのライブもUNITで一番楽しめるようにセットリストが組まれてるってこと?
夏目:まあそれだけってことじゃないけどね。基本はそこかな。ワンマン久しぶりだし、昔の曲もやるし、未発表のもあるし、たぶん新曲もやる。変な曲だけどね。かなり気に入ってる。とくにバンビはたぶんかなり気に入ってる。
柿崎:人入りそう?
夏目:それなりじゃん?ずーっとそんなかんじだからたぶんまたそんなかんじだよ!まあそこは半分どうでも良くてね、おれらすごい楽しんでやるだろうし、来た人が最高ってなったら1人も1万人も一緒。ね。かっこいいこといったよいま。
柿崎:まあ、だれもがいいそうなことだけど。笑
夏目:だね。
柿崎:行きたいなあと思ったときに行けるってくらいが本来あるべきライブの姿なんじゃないかとか思うときあるよ。ソールドアウト神話みたいのあるじゃない?一回そうなると、みんな焦って取るからまたソールドアウトになる、そうなったら集客は心配ない、みたいな。
夏目:なくはないんじゃん?そうなったら楽だね。いいことだと思うけど。
柿崎:でもそれってどうなの?って思うとこない?
夏目:ん〜。ゆずを好きだった時の俺なら、その感性はよくわからないだろね。でも今の感覚で言うと、売り切れって、見たいけど見れない人いるってことじゃん?それ嫌だなあとは思う。なら大きめにして誰でもどうぞ〜ってほうが、自由でいいかな。
柿崎:そういう考え方はあんま聞いたことないかも。
夏目:バンドをしっかりセルフマネージメントしなきゃならん、要はもっともっと売って行くってことが最重要ならば間違った考えかもしれないわ。
柿崎:だよね。
夏目:今言ったのは柿崎さんがグワっと来たからリアクションしたとこもある。ほんとの基本はなるべくたくさんの人に聴いて、来て欲しいってところだからみんなと一緒だと思ってる。
柿崎:がんばらなきゃだねえ〜。
夏目:んだね〜。楽しくやりたいすな。

名古屋 京都 2013 冬

冬と書いたけど昨日おとといと暖かい。春みたい。体の調子がいい。

おととい27日はk.dハポンでワンマン。新旧おりまぜてどかーんと。ハポンはお客さんも一緒にライブする感じになるから楽しい。リハのときからいい感じが来てた。知ってる音だっていうのも大きい。心地よい音が作れてるといい意味で普通にライブができる。名古屋の人はみんなシャムキャッツハポンがやっぱりいいよねって言ってくる。俺もそう思います。またすぐにでもやりたいくらいやりたい。ありがとうございまっした。ソロのデモもかなり売れた!

昨日は磔磔でturntable filmsとツーマン。タンテちゃんあいかわらず、いやさらに、メンバーも増えてたし、でもそれにしてもライブよかった。曲もアレンジもプレイも気持ちい〜感じでちゃんと耳から入って来てスムーズに体が動く。タンテと一緒だといつも自分がライブすんのが楽しみになるなぜか。
磔磔、やっといけた。はじめて。ステージの真ん中に立つと磔磔の真ん中の柱が前にどーんと見えた。で、おお〜となった。横に長いのであっちいったりこっちいったりしてみた。楽しかった。みなさんありがとうございましーた。あ、最後の合唱すごいいい感じがした。やっぱ混ざらないとなーと思った。ソロの音源もかなり売れた!やっほ〜。高校んときの同級生来てて、そいつのお父さんがいつも磔磔でライブやるから磔磔は親子の場所って感覚がそいつにはあるんだけどそこでナツメ見れて楽しかったわって言われてなんかちょっとじーんとした。
打ち上げした飲み屋の魚が美味かった!ゆーきゃんにも久々にあえたし、タンテともたくさん話せたしよかったー。セカロイ社長小山内さんに関西のノリでからまれて困惑する新潟の濡れた導火線ことシャムキャッツマネージャー山口が昨日のハイライト。

冬と書いたけど昨日おとといと暖かい。春みたい。体の調子がいい。

おととい27日はk.dハポンでワンマン。新旧おりまぜてどかーんと。ハポンはお客さんも一緒にライブする感じになるから楽しい。リハのときからいい感じが来てた。知ってる音だっていうのも大きい。心地よい音が作れてるといい意味で普通にライブができる。名古屋の人はみんなシャムキャッツハポンがやっぱりいいよねって言ってくる。俺もそう思います。またすぐにでもやりたいくらいやりたい。ありがとうございまっした。ソロのデモもかなり売れた!

昨日は磔磔でturntable filmsとツーマン。タンテちゃんあいかわらず、いやさらに、メンバーも増えてたし、でもそれにしてもライブよかった。曲もアレンジもプレイも気持ちい〜感じでちゃんと耳から入って来てスムーズに体が動く。タンテと一緒だといつも自分がライブすんのが楽しみになるなぜか。
磔磔、やっといけた。はじめて。ステージの真ん中に立つと磔磔の真ん中の柱が前にどーんと見えた。で、おお〜となった。横に長いのであっちいったりこっちいったりしてみた。楽しかった。みなさんありがとうございましーた。あ、最後の合唱すごいいい感じがした。やっぱ混ざらないとなーと思った。ソロの音源もかなり売れた!やっほ〜。高校んときの同級生来てて、そいつのお父さんがいつも磔磔でライブやるから磔磔は親子の場所って感覚がそいつにはあるんだけどそこでナツメ見れて楽しかったわって言われてなんかちょっとじーんとした。
打ち上げした飲み屋の魚が美味かった!ゆーきゃんとも久々にも久々にあえたし、タンテともたくさん話せたしよかったー。セカロイ社長小山内さんに関西のノリでからまれて困惑する新潟の濡れた導火線ことシャムキャッツマネージャー山口が昨日のハイライト。

きまぐれツアー記

ちゃお。
柿崎さんとの対話をあげていたら自分だけでも書ける気がしてきたわ。まあたぶんまだ何回か対話をアップすることにはなると思うけど!
今は名古屋へ向かう車内。ハポンでワンマン。藤村が運転してる。オレンジジュースがかかってる。
今日のセットリストは面白い。普段とだいぶ違う。不確定性っていうのかな。答えがたくさんある感じ。どこにどうころぶのか楽しみであーる。
さて。寝るとする。

柿崎 その2

柿崎:「たからじま」のツアーで今のところ4カ所ライブしにいってるけどどんなかんじだった?
夏目:どこも面白かったよ。ひとつひとつ言っていった方がいい?
柿崎:うん、そうだね。簡単にでいいけど。
夏目:熊谷はね、モルタルレコードっていうCD・レコード屋さんの二階でライブさしてもらったの。すごく面白い空間で、一緒に行ったがーさち(平賀さち枝)すっごくマッチしてた。天井低くてね。明かりは裸電球一つついてるだけ。お客さんすごい近くて自分がやった時びっくりした。ミツメもよかった。ミツメいいよね。俺ほんとうはああゆうしゅっとしてるのやりたかったなあ。モルタルの店長さんもいい人で、the morningsのポンタの昔からの友達らしくって、そのへんの話も面白かった。
柿崎:楽しめた?
夏目:うん、楽しかった。
柿崎:で、その翌週に松山、薬院、熊本と行ったわけですが。
夏目:松山は去年アメリカのバンドSea Lionsと一緒に行ったので今回が2回目。前回と同じとこでやらしてもらったんだけど、また今年もやりましょうって誘ってくれたノリさんて人がすっごい気合い入れてやってくれてて、簡単に言うと、ノリさん昇格してハコの店長になってて、やるぜーっていうのがすごかったの。会場は小箱のクラブで、普通そういうとこでやる時はフロアライブなのね。お客さんと同じフロアに機材持ち込んでやるっていう割とざっくりした感じでやるの普通。なんだけど、ノリさんステージを組んでくれてスピーカーの位置もライブ用に移動してくれたりしててドン!と環境を整えてくれてて。なので気持ち入ったし楽しかった。つれてってもらった飲み屋うまかったし。
柿崎:正直松山でライブってあんま聞かないんだけどお客さん入るの?
夏目:ん〜、心配だったから入ったカフェのかわいい店員にビラ渡したりしてみたよ初めて。バンビにやらせようと思ったら弱腰だったので僕が行ってみた。
柿崎:そのこきた?
夏目:そのこは来なかった!けど人はいたよ!いや、そんなさあ、俺ら1回しか行ってないのに見に来てくれる人いるなんてありがたいほんと。ノリさんと、あと同い年の、税理士の勉強してるって言ってたコンちゃんにも感謝です。
柿崎:コンちゃんかたいとこ行くねえ。
夏目:すごいいい奴で、泥酔状態で朝ホテルまで見送りに来てくれた。俺らフロントにおりたらコンちゃん寝てた。泥。んーーー、こういう話するとさ、話に出てこない人のが多くなっちゃうじゃん、それ嫌でブログとか書けないんだよね。たとえば熊谷のライブもさ、イベント組んでくれた人いるわけで、感謝してても名前とかエピソード書いてないとさあ、もしもその人が読んだ時に「俺の事は書いてないか...」てなったら嫌だなあと思ってさ。考え過ぎかなあ?
柿崎:気にし過ぎだよ。おまえの小ささがそういう気持ちにさせてるだけ。
夏目:まあ、それはわかってる。でもそう思っちゃうもん。
柿崎:そういう気持ちも大事だけどさ、例えば極端な話アイドルが「照明の浜山さんありがとー!」とか書いてても「それ違くねえか?」って思うでしょ。
夏目:いやあ、俺そのこ好きになりそう。
柿崎:バカだな。
夏目:笑 全部書いてんのね、「イベンターの山下さん!舞台の田中さん!もぎりのモンデンさん!」とか。さすがにそこまでだと「それは違う」って思うかも。。。でもやっぱ好きかもなあおれそのこ。
柿崎:もういいよ。
夏目:はい。
柿崎:福岡は?
夏目:H mountainsと薬院Utero、熊本Navaroと一緒に行った。H両日すごく良かったけど二日目の熊本のが俺は好きだったな。メンバーみんな強めの人たちだからライブ見てると全然飽きない。気になるとこ頻発してスリリングで笑えるの。福岡はまだ二回しか行った事ないんだけど街の感じがすごく馴染みやすい感じして好き。女性の化粧があまり濃くない気がした。気のせいかもしれないけど。
柿崎:ラーメン食べた?
夏目:スリランカカレー食べた。辛すぎて、もう歩けないってなって無駄にタクシーで会場までもどったんだ。。。
柿崎:熊本は?ラーメン食べた?
夏目:食べた食べた。のび太ってとこで。おいしかった。馬刺も本当は食べたかったけど高いからやめたわ。ていうか3日目になるとね、もう普通のもの食べたくなってきちゃって、おれ深夜に一人で松屋いったし、翌朝みんなで何食べたいか会議したら「マック」ってなって、あ〜あって思った。
柿崎:ライブの事もうすこし教えてくれる?
夏目:どこも楽しかったし、ロックやったって感じ!待っててくれた人がいたのが嬉しかった。待ってた訳じゃない人たちもきっと楽しめたと思う。どこも最高。気持ちよさ全開。また行きます。僕の気分としてはラブソング歌いたい感じだったから「金太郎飴」とか気持ちノってた。あとツアーのさいごがドイサイエンスだったのがすっごいよかった!かっこよかった!あとアリトさんさんきゅー。
柿崎:ありとさん?
夏目:H mountainsのドラム。TACOBONDSのドラムでもある。こんかい誘ってくれた人。
柿崎:いろんな繋がりでなりたってるわけだね。
夏目:うん。ほんと、ツアーは感謝ばっかりでありがとうばっかいうことになるの。だってお客さんもさあ、CD買ってくれてたりするわけよ。そーゆーのを直接感じれるのがツアー。どこ店では何枚売れましたみたいなデータはたまに見ることになるんだけど、そーいうんじゃなくて、ああこの街のこういう人が買ってくれたのかあって実際合って話したりするとなんかちょっと勇気が出るというか。これあたりまえだからあんまし言わないようにしてたんだけどこういうことも自分の口から一回出した方がその後言わずとも勝手についてきてくれるよーな気が最近してるので、最近は割とこういうこと言うモードに入ってる。
柿崎:へー。いいと思うよ。
夏目:だよね!
柿崎:そーいえばソロの音源集を物販で売るんだって?
夏目:そう。友達の結婚式が来月からかさむんだよ!祝儀ちゃんと出したいから稼がなきゃなと思って。
柿崎:ああ、そういう年だよね〜その時期ね〜
夏目:二人がやばくなったら俺のこのがんばりを説いて離婚を阻止するつもりだよ。
柿崎:内容は?デモの。
夏目:2007年から録りためた、個人的な楽しみや依頼されて作った曲の中で、これなら人に聞いてほしいなっていうものを集めた。なんだかこのまま消えそうだったからタイトルは「ドントパスミーバイ」にした。マスタリングはあえてしなかった。なんか、そのまんま音圧とかない方がかわいいかなと思って。余所行きの格好じゃなくて、コンビニ行くくらいの感じの音楽。
柿崎:バンドとの違いは?
夏目:バンドは余所行きで、まあ、あれでも、がんばってちゃんとしてる!ソロは歌い方も全然違う。一人で作ってるとこだわりの悪魔に殺されそうになるはずのところを忍法つかって逃げた。なので、ゆるいです。