柿崎 ツアー

柿崎:名京阪はどうだった?
夏目:なんかバンドの調子あがってるぽくて、ほんとに、どこもいい演奏できたし、お客さんもすごく楽しんでくれてて最高だったよ!こんなにいいライブ続くのは初めてだからちょっと嬉しいとまどいの中にいる感じ今。
柿崎:名古屋はワンマンだよね?東京でもまだ二度しかやってないわけだけど、どうだった?
夏目:いやーハポンがね、すごくよくて、三連戦の初日からライブ後飲みすぎた。ワンマンのほうが自由度があがるから、自分たちらしくやれるなあと思うの。普段からやりたい曲おおいし、試したい曲順とかけっこうあるんだけど40分とかの演奏時間だとなかなかやれないわけ。ワンマンだと一時間半くらいやっても誰にも怒られないっていいよね。今日はこういうライブがやりたいんすよってのを一時間半かけてやるわけ。あとから思うと映画みたいなね、なんか、ここのこれがよかったなあとか言いたくなるヤツがやりたいなあと思ってたんだけど、わりとそうなったかも。
柿崎:いいね。ぼくもそういうのがみたいなあといつも思うよ。京都は?
夏目:磔磔だったのよ。磔磔よ。おーこれが磔磔かあっていうかんじ、リハしてるときとか。嬉しいなあっていう感じがばーっと出たかもライブは。あと京都はTurntable filmsとのツーマンだったんだけど、タンテすごいよかったし、ウェルカムな感じ作ってくれたから感謝してる。
柿崎:ツーマンというのも東京でもあまりしてないと思うんだけどやっぱり3、4バンド出る企画とは違うの?
夏目:うん、違う。いろんな意味で。
柿崎:少しくわしく教えてくれる?
夏目:ツーマンは相乗効果が見えやすいよね。3、4バンドだと相乗効果っていうところでは少し弱いかなあと思うけど。ワンマンほどじゃないけど時間的にながくやれるのもあるし。ぼく個人的にはツーマンてすごい好きです。
柿崎:たしかにそうかもね。ツーマンはいろいろなとこでいろいろなバンドとやってほしいなあ。
夏目:そうしたいっす!
柿崎:さて大阪はどんな感じだった?
夏目:大阪って実はあまり行く機会を作れてなくて、それもあってか、名古屋や京都とは雰囲気が少し違ってたんだけど楽しかったし、もっと行きたいなあと思った。ファンダンゴ相性いいんじゃないかなあと。
柿崎:曲順てツアーでも毎日変えるの?
夏目:うん。変えるよ。どんどんかえる。
柿崎:なんで?
夏目:なんとなく。飽きるし。
柿崎:あえて変えないって人たちもいるよね?
夏目:いつかそういう実験もしてみたいけどね。でも今回とかは、ていうか僕らがいまやりたいなあって思うハコって、ハコの個性強いしそれを楽しもうと思ったら自然と日によって違うセットリストになると思う。ハポン磔磔ファンダンゴ、全部すごくすてきな個性があってそこの音がする気がした!
柿崎:ということはUNITでのライブもUNITで一番楽しめるようにセットリストが組まれてるってこと?
夏目:まあそれだけってことじゃないけどね。基本はそこかな。ワンマン久しぶりだし、昔の曲もやるし、未発表のもあるし、たぶん新曲もやる。変な曲だけどね。かなり気に入ってる。とくにバンビはたぶんかなり気に入ってる。
柿崎:人入りそう?
夏目:それなりじゃん?ずーっとそんなかんじだからたぶんまたそんなかんじだよ!まあそこは半分どうでも良くてね、おれらすごい楽しんでやるだろうし、来た人が最高ってなったら1人も1万人も一緒。ね。かっこいいこといったよいま。
柿崎:まあ、だれもがいいそうなことだけど。笑
夏目:だね。
柿崎:行きたいなあと思ったときに行けるってくらいが本来あるべきライブの姿なんじゃないかとか思うときあるよ。ソールドアウト神話みたいのあるじゃない?一回そうなると、みんな焦って取るからまたソールドアウトになる、そうなったら集客は心配ない、みたいな。
夏目:なくはないんじゃん?そうなったら楽だね。いいことだと思うけど。
柿崎:でもそれってどうなの?って思うとこない?
夏目:ん〜。ゆずを好きだった時の俺なら、その感性はよくわからないだろね。でも今の感覚で言うと、売り切れって、見たいけど見れない人いるってことじゃん?それ嫌だなあとは思う。なら大きめにして誰でもどうぞ〜ってほうが、自由でいいかな。
柿崎:そういう考え方はあんま聞いたことないかも。
夏目:バンドをしっかりセルフマネージメントしなきゃならん、要はもっともっと売って行くってことが最重要ならば間違った考えかもしれないわ。
柿崎:だよね。
夏目:今言ったのは柿崎さんがグワっと来たからリアクションしたとこもある。ほんとの基本はなるべくたくさんの人に聴いて、来て欲しいってところだからみんなと一緒だと思ってる。
柿崎:がんばらなきゃだねえ〜。
夏目:んだね〜。楽しくやりたいすな。