3/21

脱原発のデモに行かなきゃなあと思いながらなかなか行けないでいる。簡単に言えば忙しい。やらなきゃいけないことが沢山あるのだが、デモに行くのも僕にとって今やらなきゃいけない事の一つなんじゃないかと思ったりしている。
二木信さんの「しくじるなよ、ルーディ」を読んでる。帯を見て、ヒップホップに関する本なんだろうと思って読み始めたのだが内容はそれだけに留まらず、というか全然留まってなくて、音楽が鳴るいろんな場所を発端にして二木さんが考えた、この社会やそこに生きるいろんな人たちについて、そしてそれらに向けて書かれた文章がならんでいる。とても興味深く読んでいる。印象的な言葉が沢山出てくるのでペンでチェックしてる。するとああだこうだいろいろ考えが巡るわけで、デモいかなきゃなあっていうのも、出てきた。
行くとちょっと変わるのは知ってる。どういう場所に生きているのか、実際の感覚としてよみがえる。ちょっと変な例えだけど、親にはいつも感謝してるけど、やっぱたまに実家に帰らないと本当の実感としては忘れると思う。帰ると、ああ、ってなる。あれと一緒でデモに行くと、ああ、ってなる。
もしかするとああを感じたくなるきっかけをつくるのが読み物や音楽だったりしてと思う。なんか曲を聴いて海に行きたくなったとしたら、それは海のああをちょっと思い出してる途中なのではないかという気がする。