名古屋ワンマンについて柿崎さんにインタビューうけました。

柿崎さんにツイッターでブログを書けと言われたのだが、僕ブログ苦手なのでなんか他の手ないですかとメールしたら、電話来て、今からインタビューして記事にしてやるからそれをそのままブログに載せろと。柿崎さん名案じゃん。というわけで以下、柿崎さんとの会話。



柿崎:ツアー色々回ってるけどなぜ名古屋だけワンマンなのかしら?
夏目:えっと、最近ちょっと行けてないんですけど、名古屋は2009年に初めて行ってからずっと定期的にライブやらしてもらってて、んでまいどいい感じに出来るのでもっと尺長くやりたいなあと思ってワンマンにしました。
柿崎:名古屋ではいくつかハコもご存知かと思うんですがK.Dハポンを選んだのは?
夏目:生まれて初めて「いいライブしたかも」と思えた場所がK.Dハポンなんです。2009年の6月かな。『はしけ』を出した後ですね。その前日がね、京都nanoでライブしたんですけどもうヒドくて(笑)。ガタガタで。そうとう凹んだんですよ、もう京都しばらく行きたくないなって思うくらいにもうトラウマってこれかあってくらいの感じで。で、その次のライブがハポンだったんですよ。
柿崎:へえ。凹むくらいのライブした次の日に初めて「イイライブしたなあ」と思ったと?
夏目:そうなんです。そのジェットコースターみたいな出来事で僕色々音楽についてちゃんと考えるようになったりもして。すごく大きな出来事だったんです。でね、それどういうことかっていうと、名古屋での企画は、ジョンのサンの立石君がやってくれたんですよ。ジョンのサンは2008年に下北沢CLUB QUEでやったシャムキャッツの企画に呼んだのがきっかけで関係はあって仲良くなれたんで、『はしけ』が出た時に初めて名古屋行くんで立石君手伝ってくれないかなあと相談したらもう全部やってくれて。場所もブッキングも。ちなみにこないだ渋谷WWWでやったライブのゲストで出てくれた紙コップスはこのシャムキャッツ初名古屋公演の日が初ライブだったんです。そういう縁。あ、あと、このツアーで売り出してるトートバックのデザイン、ジョンのサンの吉川さんです。すいません、この辺の話はすぐ脱線しちゃう。
柿崎:いや、いいよ。続けて
夏目:脱線続けると、今バンドのプロデューサーでついてくれてる古里さんがやってたウミネコサンライズもさっき言ったQUEのイベント出てるんです。あの日は乍東十四雄(現young)も出てたし、DJがツチヤニボンドの土屋さんだったりとか、面白かったなあ。
柿崎:へえ。
夏目:えーーーと、話戻すと、要は京都はね、びびっちゃってたんですよ。初ツアーどころか、東京じゃないところでライブするの初めてっていう状態で大阪京都ってやったときに、なんか、すごく恐くて。ほんとに「うけないかもなあ・・・」とかって気持ちがちょっとある状態だったから、そら、ダメですね。
柿崎:だめだね。
夏目:ね。でもね、よし、リベンジしなきゃ行けない場所ができたなって、もっとやらなきゃなって思ったからnanoもすごく思い出深い場所なんですよ。実際モグラさん(nano店長)今もよくしてくれるし、こないだボロフェスタも呼んでもらって嬉しかったなあ・・・。
柿崎:そうですか。でさあ、その、名古屋の話に戻してもらっていい?
夏目:ああ、すんません。えっと、立石君っていうキーマン、ジョンのサンっていうキーバンドの存在がね、僕らに言ったんですね「恐くないよ」って。でね、思ったんですよ。この雰囲気はボブディランがいうところの「うまくいくといいね」って事だなって。だからね、僕もそういう気持ちでいようと思って、出来るだけがんばったら、すごくよくライブできたんです。そういうの一つで演奏ってガラっと変わるんだなあって初めて思った。でね、きっとどこだってそういう雰囲気はあるはずなんですね。ライブハウスの人ってわかりにくいけど意地悪な人たぶんいないので。けどビビってそれ感じれなかったかなあと。そういう感じをくれたんです、あの日のハポンが。
柿崎:なるほど。じゃあその日を境にバンドの雰囲気がかわたりしたんですか?
夏目:ん〜。それは緩やかにですね。3年くらいかけて。恐いのって、完全に消える事ってあるのかなあ?
柿崎:それこそ先週行ってた熊本は初めて行く場所だったと思うんだけどやっぱ恐かった?
夏目:なんつーんだろ、恐いの要素はどきどきの期待もあるから。たぶん柿崎さんにはわかんないと思うから。もうきかないで。
柿崎:あれ?怒ってる?
夏目:どうしてそう思うの?
柿崎:声のトーンが変わったから。
夏目:変わってないよ。インタビュー続けてよ。
柿崎:ハポンやジョンのサンに関しての話をしてくれたけど、それを踏まえて、次のワンマンをどんなライブにしたいとかってある?
夏目:ん〜。いいライブになると思うけど。自然にやれば。たぶん20曲くらいはやれるから、バンドの色んないいところを出せたらなあと思ってます。せっかくなので『はしけ』の曲いっぱいやろうかな。わかんないけど。まだメンバーとも話してないし。
柿崎:あ、新しいスタジオライブ音源もこの日から出すんだよね?
夏目:そうそう!そうだった。さっきまで馬場ちゃんと編集しててね。面白かった。参考に色んなアーティストのライブ音源聞き直したんだけど、けっこう狙い所とかきかせ方とかアルバムによって違うんだなあと思って。音のかんじもほんと様々で。それはだいたいライブ音源だから会場もある程度広いだろうしそういう音してるんだけど、俺ら渋谷の14帖のスタジオでやったから楽器の音量のコントロールとか大変で。いびつ。でもいびつな中で「ライブ音源」としてどういう持っていき方があるのかしらっていう実験を一曲ずつしてみたっていう作品になったと思います。
柿崎:それはおもしろそうだね!
夏目:うん。けっこういいとおもう。
柿崎:じゃあぜひそれを買っていただいて、あと、トートバックでしたっけ?
夏目:そう、吉川さんデザインのね。すごくかわいいし、内ポケットついててすごい使いやすいから。
柿崎:はい。では、トートバックも是非買ってもらって。儲かるといいね!
夏目:ツアーは金かさむからね。
柿崎:じゃあ明日また電話するから、京都のツーマンのこと、大阪のパーティーの事、あと代官山UNITワンマンについて。それと、こないだの熊谷愛媛福岡熊本がどうだったか聞くね。
夏目:お、おお。全部一気にやんの?
柿崎:大丈夫、編集はおれやるからちゃんとアップして。
夏目:了解しました〜。
柿崎:今日の予定は?
夏目:夕方から練習。それこそ来週のライブのセットリスト決めたり。新曲ももう作り始めてる。僕はUNITで一曲はやりたいって思ってるんだけど間に合うかどうかは五分五分。練習の前にcommune行ってツンちゃんの展示見ようとも思ってるよ。行った?
柿崎:行ってない。ちょっと最近東京に戻れない仕事してて。3月いっぱい尾道で調査なの。
夏目:相変わらず忙しそうだね。風邪引かないようにね。
柿崎:予防接種もしたから大丈夫!
夏目:うい〜。じゃあまた明日。